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2025.12

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TikTokが広告管理について「デジタルサービス法」を順守する旨を誓約
欧州委員会は2024年からTikTokの広告管理体制が「デジタルサービス法(DSA)」に違反している疑いがあるとして調査を進めており、2025年5月にはコンプライアンス違反の暫定通知を行った。疑いの内容は、TikTokの広告レポジトリが、DSAがオンラインプラットフォーマーに義務付けている形式を備えていないというものである。DSAは、サービス内容のレポジトリについて、規制機関、研究機関、市民団体にアクセス・検索可能であることが、誤・偽情報や選挙時等の情報操作を排除するために重要であるとしている。
 
これに対してTikTokは2025年12月5日、以下を順守する旨の誓約を欧州委員会に提出、受理された。
 
  • ユーザに供した広告の内容URLやリンクも含めて公開する。
  • 広告レポジトリの更新速度を早め、そこに入った情報は24時間以内に入手可能とする。
  • 広告主がユーザに関するデータから選出したターゲット項目(性別、年齢、居住あるいは滞在中のEU加盟国等)を公開、広告の配信先の設定と送付の仕組みを追跡可能にする。
  • ユーザが希望の広告を見やすくするための検索オプションやフィルターを導入する。
同社は即座に上記に則って改善への取り組みを開始するが、各項目の履行期限については、欧州委員会との協議により2~12か月の範囲で個別に定められる。