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2025.10

  • EU
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欧州規制機関は光ファイバ卸売市場で事前規制維持の方針
EU加盟国の通信規制団体で構成される欧州電気通信規制団体(BEREC)の2026年委員長に決定したMismas氏が、コンサルティング団体WIK主催のパネルディスカッション「ファイバ環境におけるアクセス規制の転換という選択」で、EU加盟国のブロードバンド接続卸売市場で、従来通り支配的事業者への事前規制を維持する意向を表明した。
 
EUの政策策定機関である欧州委員会が2025年後半に議会提出予定の「デジタルネットワーク法(DNA)案」は規制環境の単純化が主要課題とされており、通信事業者からは通信基盤の光化に伴い、支配的事業者規制を事前規制から事後規制に転換すべきという意見も寄せられている。
 
Mismas氏はこれに対して、必要な場合には支配的事業者義務の緩和を図るにせよ、各国の光ファイバ網展開状況にはまだばらつきが多く、事前規制の維持は均一な普及のためにまだ必要であるというのがBERECの見解であると述べた。