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2025.09

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DSIT、「公共セクター周波数枠組」発表
科学・イノベーション・技術省(DSIT)は2025年7月9日、公共セクターによる周波数帯の効率的な使用のための計画枠組に関する政策文書「公共セクター周波数枠組(Public sector spectrum framework)」を発表した。
 
防衛や緊急サービスなどの国務機関(Crown bodies)と民間ユーザの両方からの需要が高まるなか、政府が重要なサービスのための周波数利用を確保することと、経済成長を支援するために民間アプリケーションの効率的な利用と共有を促進することという二つの重要な目標のバランスを取ることを目的としている。
 
以前の「公共セクター周波数解放プログラム(PSSRP)」の固定目標アプローチとは異なり、周波数解放の上限や目標は定めない需要主導型であり、周波数共有とイノベーションに焦点を当てている。
 
DSITが周波数政策を主導し、政府機関は定期的に周波数利用状況と将来のニーズをDSITが議長を務める「英国周波数委員会(UK Spectrum Board)」に報告する。通信庁(Ofcom)は民間周波数を管理するが、政府利用に関する管理は行わない。英国周波数委員会、上級行政官横断型の周波数担当ワーキンググループ、周波数実施グループ(Spectrum Implementation Group:SIG)が政府横断的な決定を監督する。
 
この枠組は、共有をより効果的にするために、自動管理ツールなどの新しいテクノロジーによってサポートされることになる。