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2025.09

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メタ、EU政府のプライバシー保護体制を「過剰規制」と批判するも消費者は個人データ提供に慎重を期す傾向
メタは8月1日、EUの個人データ利用制限は、欧州企業のビジネスの成長及びイノベーションの発展を阻害するという主旨の記事をサイト上に記載した。例えば「eプライバシー指令」等、企業が収集可能な情報の詳細について個々の連絡先の同意を必要とする主旨の規制は、顧客のニーズの把握を妨げ、人工知能(AI)を含むデジタルツールの活用の遅れをもたらしているという。特に「WhatsApp」、「Messenger」「Instagram」等で交わされるビジネス上の連絡メッセージが一日につき約6億に達しているにもかかわらず、欧州では「過剰規制」のために競争力強化目的で用いることができないことを問題としている。
 
一方、消費者サイドでは欧州のメタユーザは個人情報提供に好意的ではないという調査結果も出ている。EUデジタル市場における消費者保護を主業務とする非営利団体noybが発表したメタのAI訓練向けの個人情報使用に関するアンケート調査では、75%がメタの個人情報使用計画を知っていたが、個人情報提供に賛成と答えたのは全体の7%であった。またSNS上での個人情報収集に関する通知の表示が見にくい位置にあるといった批判も寄せられている。