2025.08
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ACCC、デジタルプラットフォームの消費者保護と公正競争を強化する新たな規制の導入を提言
オーストラリア競争消費者委員会（ACCC）は6月23日、5年間にわたる「デジタルプラットフォームサービス調査」の最終報告書を公表し、現行法ではデジタル分野の有害慣行に十分に対応できていないとして、新たな規制枠組みの導入を提言した。
報告書では、意図しない課金や不透明な料金体系など、消費者が不公正な取引慣行に直面していると指摘。こうした行為を明確に禁止する法整備に加え、プラットフォームに苦情を申し立てられない場合に備えた外部の紛争処理機関の必要性が示された。消費者調査によれば、72％が不当な取引を経験し、82％が独立機関の設立を支持している。
また、クラウドコンピューティングや生成AIといった新技術分野にも競争上の懸念があるとし、抱き合わせ販売や独占的な取引に対する監視が求められている。ACCCには、こうした課題に継続的に対応できる新たな監視・規制体制の整備が期待されている。