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2025.08

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人工知能(AI)と著作権の問題に取り組むための専門家グループ発足
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、知的財産庁(Intellectual Property Office)は、クリエイティブ業界と人工知能(AI)業界の代表者を集めて、AIと著作権の課題に対する実用的解決策を見つけるための新しい専門家ワーキンググループを立ち上げた。

ソニー・ミュージック、ガーディアン、OpenAI、アマゾン、メタ等の大手企業や業界団体(News Media Association、Alliance for IP、Publishers Association)等が参加。政府が進める「変革計画」の一環として、AIのイノベーションとクリエイターのための保護のバランスをとる。昨年12月には、英国の著作権フレームワークの更新に関する諮問が開始され、1万1,500件以上の回答が寄せられた。

今回の最初の会合では、共通点、影響、機会の特定が目指された。また、権利者がAI開発者による自らの素材の利用・入手方法について詳しく知る方法、AI開発者による高品質なデータへのアクセス方法等についても検討された。

政府は、クリエイティブ産業とAI産業は、先般発表された「現代産業戦略」の主要産業であり、成長から国民の利益を確保することが重要であるとしている。今後ワーキンググループは定期的に会合を開き、政策の形成を支援し、今後数か月以内に付託事項(Terms of Reference)を最終決定する。