[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2025.07

  • アメリカ
  • モバイル
  • 注目のICTトピック
T-Mobile、7月23日よりT-Satelliteサービスを全国で開始
T-Mobileは、6月23日、1か月後の7月23日からT-Satelliteの商用サービスを本土48州で開始することを明らかにした。

これは、イーロン・マスク氏が率いるStarlinkとの提携によるもので、両社は2022年8月から、地上から携帯電話がつながらないエリア、いわゆるモバイルデッドゾーンを永久になくすという目標の下で協力していた。

T-Mobileによると、米国では従来のセルタワーではカバーできないエリアは50万平方マイル以上になるという。

T-Satelliteにより、T-Mobileは、過去4年間に製造されたほとんどのスマートフォンに特別な機器や設定なしで自動的に接続する衛星-モバイルネットワークを持つ米国初で唯一の無線プロバイダとなる。

対応するStarlink衛星は既に657基以上が軌道上に配備されており、T-Satelliteのベータプログラムには、VerizonとAT&Tの顧客数万人を含む、約180万人のユーザー参加、100万通以上のテキストメッセージが、国立公園や油田地帯から国の片隅に至るまで、地上プロバイダが到達できない地域から送信されている。さらに、この送信されたメッセージの3倍以上のメッセージが受信されている。

商用サービス開始時には、T-Satelliteは、AndroidとiOSの加入者向けのSMSに加え、Android向けのMMS、ピクチャーメッセージング、ショートオーディオクリップをサポートする。iOSも順次、これら機能をサポートする予定となっている。

また、10月1日からは、データ・ベースのサービスも開始される予定で、今後、AccuWeather、AllTrails、Apple、Google、WhatsApp、Xなどの衛星対応アプリが登場する予定となっている。

T-Satelliteベータ参加者は、T-MobileのExperience Beyondプラン加入者は追加料金なしで引き続き利用できる。また、AT&TやVerizonのユーザを含むそれ以外のすべてのベータ参加者は、このサービスを5ドル割引となる月額10ドルで期間限定で利用できる。

また、商用サービス開始時には、衛星経由の緊急通報911テキストサービスにも対応する予定で、今年後半には、キャリアやサービスに加入しているかどうかにかかわらず、互換性のあるデバイスを持つすべてのモバイル顧客に対して、衛星911テキストサービスを提供する予定。