2025.05
XLアシアタとSmartfrenが正式合併
2025年4月16日、移動体通信事業加入数3位のXLアシアタと4位のSmartfrenが正式に合併した。新社名はXL Smart Telecom Sejahtera (XLSmart)とし、マレーシアのアシアタ・グループの傘下のXLアシアタとSmartfren大株主だったインドネシアのシナール・マス財閥が34.8%ずつ株式を保有する。新会社は、国内第三位の9,450万の移動体通信加入を保有し、国内二位の152MHz幅の周波数帯域を保有する。
通信デジタル省は6か月をかけて合併を審査し、合併後にインターネット接続速度を2029年までに19%上昇させる、未設置地域を中心にBTSを8,000基整備する、デジタルアクセスを増大させるといった義務付けを行った。
インドネシア移動体通信市場は、国内最大事業者子会社のTelkomcel、大手2社の合併によってできたIndosat Ooredoo Hutchsonと新会社に収れんした形となり、高速網のカバレッジや提供サービスの内容に競争の重心が変化するとみられる。