2025.03
- ドイツ
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BSI、消費者の注意すべきセキュリティリスクを指摘
連邦セキュリティ庁(BSI)は、「デジタル消費者保護報告書2024」を公表し、2024年度の消費者を対象とした攻撃事例を分析した結果、フィッシング攻撃及びサービスプロバイダーからのデータ漏洩が2大脅威であったと報告した。
フィッシング攻撃では、これまでよくあった金融機関を騙ったメールによる情報詐取に留まらず、物流、eコマース、ストリーミングサービスあるいは政府機関等に成りすましたメール等による情報詐取やAIを巧みに利用したもの等に広がっている。
なお、BSIが調査した消費者関連のデータ漏洩事例354件の漏洩情報の内訳は、86.7%が名前とユーザー名、41.8%がメールアドレス、40.7%が住所データ等であった。