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2025.03

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セキュリティ監視機関、ロシア発のスパイ攻撃や偽情報の流布を警戒
仏国家情報システムセキュリティ庁(ANSSI)は3月11日、2024年に同庁が通知を受けたサイバー攻撃は4,386件で前年比15%増であったと発表した。顕著な増加が認められたのは、ランサムウェア、DDos、スパイ目的での情報奪取であるが、スパイ攻撃については、ロシアと中国の関与が疑われる例が多かった。中国発とみられる例は経済政策関連、ロシア発とみられる例は防衛・外交関連の機密情報への侵入を意図したものが中心的である。

一方でANSSIの上位組織である首相府国家防衛・セキュリティ事務局(SGDSN)は2月末、最近3年間の国際偽情報流布の状況報告を実施、2022年以降、親ロシア的な内容の偽記事が増加したと指摘している。記事の流布方法は、2022年は国際機関や購読数の多い新聞のクローンサイトを利用したものが主流であったが、2023年からはAIを利用したSNSへの大量の記事送付や検索サイトのトップ画面への掲載が増えているという。