2025.03
ルイス・デジョイUSPS総裁が退任
トランプ政権が郵政支配を強化する中、ルイス・デジョイUSPS総裁が2025年3月24日に退任した。同総裁は政府効率化省(DOGE)スタッフへのUSPSシステムアクセス提供を拒否し、代わりに幹部ブリーフィングを提案。これが政権との関係悪化の一因となったとみられる。
デジョイ総裁は2月に退任意向を示していたが、当初は後任決定まで留まる予定だった。しかし突如退任が決まり、ダグ・トゥーリノ副総裁が代行に就任した。
トランプ大統領とラトニック商務長官はUSPSの民営化または商務省管轄化を主張。2月にはUSPS経営委員会と郵便規制委員会の解体を目指す大統領令に署名寸前だったとされるが、政権内の懸念もあり見送られた。
後任候補には、AmazonやDHLなど大手運送企業が加盟するパッケージシッパーズ協会のジム・コクランCEOの名が挙がっている。