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2025.03

  • 韓国
  • モバイル
通信キャリアのAIエージェント競争が本格化
大手通信キャリア3社はAI企業への転換を目指してAIインフラ構築とサービス開発を現在重点的に進めている。AIビジネス収益化を目指す2025年は特に、AIエージェント市場攻略に向けた競争が本格化している。

個人向けAIエージェントで先行してきたモバイルキャリア最大手SKテレコムは、2025年は法人向けAIエージェントの国内向けとグローバル向けのツートラック戦略を進める。国内向けには法人向けAIエージェント「A.Biz」の社内限定βテストを1月から開始し、6月までの上半期中に商用サービスを開始する予定。グローバル向けには北米市場をターゲットとした法人向けサービス「エースター(A*, Aster)」を準備中。年内の米国での本格サービスに先駆け、近日中にβテストを開始予定。

総合通信キャリアLG U+は、昨年秋から提供するオンデバイスAIエージェント「ixi-O」にグーグルのAIエンジンGeminiを活用する戦略的パートナーシップをこのほど発表。オンデバイスのAIエージェントはグローバルでは初めてで、海外からの関心も高いという。中東の通信キャリア最大手ZAINグループと組んで、早ければ年内にも中東アフリカ地域へのAIエージェント海外展開を目指す。

総合通信最大手KTはこれまでAIエージェント戦略を打ち出していなかったが、MWC 2025で法人向けAIエージェント4種を公開している。KTはこれまで、独自言語モデルMi:dm開発、マイクロソフトとの協力を通じたSOTA(State-of-the-Art)、多彩なオープンソースモデルを活用し、韓国の特殊性を反映したAIモデル開発に集中投資している。