2025.03
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メタ、世界最長の海底ケーブル敷設を計画
メタは2月14日、海底ケーブル敷設プロジェクト「Project Waterworth」を発表した。完成すれば、世界最長の海底ケーブルとなる。
同プロジェクトは数十億ドル規模の長期的な投資であり、最大24ファイバーペアの光ケーブルで南極大陸を除く5大陸を結ぶ。具体的なルートや費用、完工予定日は明らかにされていないが、米国東海岸-ブラジル-南アフリカ-インド-オーストラリア-米国西海岸をつなぎ、全長は5万キロメートルに及ぶ見込み。浅瀬や高リスクの断層地域では強化された埋設技術を採用し、水深最大7,000メートルの深海にケーブルを敷設する。
メタは過去10年間で20件以上の海底ケーブルプロジェクトに部分的に参加してきたが、「Project Waterworth」は同社が完全所有する初の海底ケーブルとなる。同社幹部は「AIが産業や社会を変革する中で、容量、耐久性、グローバルな接続性がこれまで以上に重要になる」として、AIの進化に対応するためのインフラ整備が急務であることを強調している。