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2025.02

  • イギリス
  • クラウド、ビッグデータ、電子政府
政府、高度技術とAIによる公共サービス近代化計画発表
政府は、高度技術と人工知能(AI)を通じた公共サービス近代化計画「Plan for Change」を発表した。効率性向上、コスト削減、国民保健サービス(NHS)を含めた公共サービス提供の迅速化を目指す。時代遅れの管理プロセスを排除し、部門間のデータ共有を改善し、納税者の負担を年間数十億ポンド削減する。
 
公務員業務を合理化し、コンサルタントへの依存を減らすために設計された、総称して「ハンフリー(Humphrey)」と名付けられた新しいAIツールパッケージの展開が含まれる。同ツールには、データ分析、政策コンサルティング、法律調査、安全なAIトランスクリプションサービス等の機能が含まれている。意思決定を加速し、運用コストを大幅に削減することが可能となる。
 
具体的な内容は以下のとおりである。
 
*AIインテグレーション:「ハンフリー」の「Consult」「Minute」「Redbox」等のツールは、ポリシー策定、会議の文字起こし、日常の管理タスクを強化。
 
*データ共有の改善:省庁間のデータ共有を強化し、非効率性の改善、特に脆弱な人々に対する市民サービスの改善を目指す。
 
*コスト削減:本取組により年間450億ポンド(約8兆6,400億円)の生産性向上が見込まれる。
 
*経済成長の支援:中小企業や新興企業が公共部門に技術ソリューションを提供することを支援。
 
*デジタルスキル開発:公務員向けの新しいトレーニングプログラムと、専任の政府最高デジタル責任者の任命。
 
政府は、英国を世界のAIリーダーに位置付け、すでに140億ポンド以上のAI投資を確保している「AI機会行動計画」に沿ったものであるとしている。