連邦経済・気候保護省(BMWK)は12月11日、データとAIを活用した新しい技術やアイデアの開発を対象に、ビジネスモデルや革新的なソリューションを支援する「イノベーションプログラム(IGP)」の募集を開始した
[1]。今回の助成対象は、中小企業やベンチャー企業、自営業、公益企業、大学や研究機関等である。プログラムの予算規模は半年間で1,000万ユーロ(約1億6,000万円)であり、募集期限は2025年2月11日までとなっている。
ドイツ製の大規模AI言語モデルの開発が目的のOpenGPT-Xプロジェクトは、BMWKから総額1,400万ユーロ(約22億5,580万円)の助成を受けて進められいる。その成果の一部が、生成AIサービスTeuken-7Bとしてオープンソースライセンスで公開されると12月9日、ドイツテレコムから発表があった
[2]。
Teuken-7Bは、EUの24公用語に対応しており、オープンソースとして公開されている。また、ドイツテレコムのAI倫理指針に従って設計されている。Teuken-7Bの利用については、同社子会社のT-Systemsが既存サービスと融合したソリューションの提供を行う。