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2024.12

  • オーストラリア
  • セキュリティ、プライバシー
「2021年オンライン安全法」に注意義務規定が追加へ
オーストラリア政府は11月14日、「2021年オンライン安全法」に、オンライン事業者に対し「注意義務(Duty of care)」を課す規定を設ける意向を表明した。

この注意義務により、オンライン事業者は利用者の安全確保に責任を負い、自社サービスに潜むリスクを評価及び軽減するための具体的な取り組みを継続的に実施することが義務付けられる。その結果、技術やサービスが進化する中で、単に既存の設定を維持したまま放置する対応は許容されなくなる。

今回の法改正は、11月初めに提出された同法の法定レビューの提案に基づくものであり、ミシェル・ローランド通信担当大臣は、法改正の意義について、「事業者にシステムレベルでの対策責任を負わせることで、個人がリスクを自己負担する現状を改める」点にあると強調している。