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2024.12

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  • 次世代ICT
CAC、国民デジタル素養と技能の全体状況が良いとの調査結果を公表
国家インターネット情報弁公室(CAC)は2024年11月、「全国民デジタル・リテラシーと技能発展レベル調査報告書(2024)」を公表した。これは、272万件に及ぶネットアンケートによるもので、国内初の国民デジタル・リテラシー状況に関する総合調査結果となる。主な傾向として、以下4点が挙げられている。

  1. 国民デジタル素養と技能の全体状況が良い。成人60.61%及び未成年者64.69%が初級以上のレベルに達し、国民の多くがデジタル時代の発展に適応する素質と能力を備えていることを意味する。
  2. デジタル素養と技能レベルが各個人の受けた教育と正の相関関係。小学校、中学校、高校、専門学校、大学及び以上の学歴を有する成人の初級以上のデジタル素養水準の比率はそれぞれ、35.37%、54.79%、71.13%、82.73%、91.40%で、国民のデジタル素養と技能の向上に教育とトレーニングの重要性を示している。
  3. 未成年者は大きなポテンシャルを有する。64.69%の未成年者は初級以上のデジタル素養と技能を備えており、そのうち12.55%はハイレベル、26.25%は中級レベル、25.89%は初級レベルである。未成年者はデジタルネイティブで、そのデジタル・スキルレベルが際立っている。
  4. デジタル素養と技能は就業及び創業能力の向上に役立つ。就業者の初級以上のデジタル素養と技能を備えている割合は67.85%で、成人全体の水準を上回っている。
ちなみに、2021年11月にCACによって公表された「全国民のデジタル素養と技能を高める綱要」によると、デジタル素養と技能とは、人々がデジタル社会における活動や生活に必要とするデジタル情報の取得・制作・利用・評価・シェアリング・安全保障・倫理道徳など一連の素質と能力の集合を指す。2025年までの目標として、全国民のデジタル化適応力、適任力及び創造力が著しく向上し、全国民のデジタル素養と技能が先進国レベルに達することが挙げられた。