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2024.12

  • ドイツ
  • Eコマース
BNetzA、国境を越えた電子商取引に関する違反行為の通報を推奨
連邦ネットワーク庁(BNetzA)は11月21日、EU内における国境を越えた電子商取引に関し、ジオブロッキング規則の違反業者がないか消費者から通報を求めると発表した[1]
 
ジオブロッキング規則は、EU域内市場で商品やサービスを提供する売り手が、ヨーロッパの顧客の居住地に基づいてオンラインショップへのアクセスや製品の購入を制限することを禁止する規制で、ドイツにおいてはBNetzAが所管庁であり、ドイツに拠点を置く事業者に対して命令を出し、最大30万EURの罰金を科すことができる。EU加盟の他国の事業者による違反の場合、BNetzAがその国の管轄当局に必要な措置を講じるよう要請する。
 
BNetzAによると、ラックフライデーウィーク等の特別セールがある時期に、違反行為が増える傾向があった。これまでの違反事例の中で件数が最も多いのは、小包転送サービスを選択した場合に取引を拒否された事例である。なお、これまで消費者からの通報に基づいてBNetzAが介入した事例では、関係する企業は全てジオブロッキング規則違反を是正している。