2024.11
全国ブロードバンド網(NBN)の民営化を阻止するための法案が提出
連邦政府は2024年10月、全国ブロードバンド網(NBN)の公的所有を維持するための「2024年NBN公社改正(公的所有の確約)法案」を連邦下院議会に提出した。この法案は、NBNの将来的な民営化を可能にしている現行の「2011年NBN公社法」を改正するための法案である。
政府は、NBNのFTTH接続件数を150万件に増やし、そのうち66万件は農村部および郊外地域に配置した。また、2025年9月からNBNの下り速度を5倍に引き上げるため、光ファイバ網の拡充や固定無線アクセス網の更新を進めている。
政府は、これらの施策により、NBNによる高速で信頼性の高いインターネット接続が、市民生活の改善や生産性の向上に貢献していると主張し、将来的な民営化の可能性を排除することを目的にこの法案を提出するとした。