欧州デジタルメディア観測所(EDMO)は10月21日、欧州全域におけるメディアリテラシーの取組みをより有効なものにすることを目的としたメディアリテラシーガイドラインを公表した
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同ガイドラインが対象とするのは、市民団体、教育者、政策立案者及びメディア・テック産業従事者を含むメディアリテラシーの発展に関わる全ての人々であり、偽情報、ニュースリテラシー、デジタルリテラシー及びアルゴリズムリテラシーを含む全てのメディアリテラシーを念頭に策定されている。
加えて、ガイドラインでは、メディアリテラシープロジェクトの三つの段階(①策定、②実行及び③評価)における次の原則を定めている。
- 策定:明確に定義された目標と原則を持ち、力を与え、メディアエコシステムに対する批判的理解を促進し、協議的で関連性があり、証拠に基づくアプローチを採用し、包括的かつ倫理的でアクセスしやすいものであること。
- 実行:透明性があり、準備が整っていて、適応性があること。
- 評価:持続し、反映され、共有され、評価されるものであること。