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2024.08

  • ドイツ
  • 放送・メディア
メディア当局、新たな「公共価値」ステータスの入札を開始
ドイツのメディア当局("die medienanstalten")は2024年8月26日、テレビ・ラジオ放送局が公共価値ステータスに分類されることを求める入札の第2ラウンドを開始することを発表した(注1)。当該ステータスを得た放送局は、受信デバイスのユーザー・インターフェースで優先的に発見できるようになる。

メディア当局によると、当該ステータスは、「意見や提供内容の多様性に特に貢献している」国内外のチャンネルに与えられる。この公的価値手続きは、ユーザーに「様々な信頼できる情報源の真の選択肢を提供し、それによって意見形成に貢献している」チャンネルの知名度を高めることを目的としている。

これまで公共価値として分類されていた全ての放送局は、2025年夏にその地位を失うことになる。従って、今回の入札は、既に公共価値として認定されている放送局と、現在公共価値としてリストされていない放送局の両方を対象としている。また、入札には、全国、地方、地域の放送局が参加できる。

2024/25年の公共価値決定手続きの一環として、申請者は料金を支払わなければならない。メディア当局は、単一の連邦州、地域、地方を対象地域とする放送局からは1申請につき500ユーロ、全国放送局からは1申請につき1,000ユーロの固定料金を徴収する。

公共価値の認定を受けようとする放送局は、所定の認定基準を満たすことを証明しなければならない。これらの申請書類の提出期限は2024年10月10日となっている。

(注1)https://www.die-medienanstalten.de/pressemitteilungen/jetzt-fuer-den-public-value-status-bewerben/