2024.08
ネット安全コミッショナー、児童をポルノ等から保護するために産業コードの改正を要請
ネット安全(eSafety)コミッショナーは7月2日、児童をポルノグラフィ等の有害なコンテンツから保護するために、オンライン産業の各業界団体に対して、強制力のある「産業コード」を6か月以内に策定するよう要請した。
この新しいコードの規制対象は、ポルノグラフィに加え、自殺や自傷行為、摂食障害の描写などのコンテンツとなる。eSafetyには、既に「ソーシャルメディア」「インターネット搬送」「アプリ配布」「ホスティング」「機器・端末」「検索エンジン」「指定インターネットサービス」「関連電子サービス」を対象とした産業コードまたは産業標準が登録されているが、これらのコードに今回の規制事項が追加されることとなる。
新しいコードに実装されることが期待される具体的な対策には、ユーザーの年齢確認、安全対策やペアレンタルコントロールのデフォルト設定、性的コンテンツをフィルタリングするための利用者権限付与ツールなどがある。
業界団体は、2024年10月3日までに産業コードの草案をeSafetyに提出し、12月19日までに最終版の登録を完了する必要がある。