2024.05
郵便ポスト回収日を1日おきに削減へ
ポストノルド・スウェーデンは、5月6日より全国の郵便ポスト回収日を1日おきへと変更する。これにより、従来毎日回収されていた郵便物は、1日おきの回収となる。ただし、利用者が多い一部の郵便ポストなどでは、従来通り毎日回収される。この変更は、郵便サービスに対する社会的ニーズの減少に対応し、財政的かつ環境的に持続可能なユニバーサル郵便サービスを実現するためのものである。
ポストノルドは、今年3月からヘスレホルム市とスンツバル市で、郵便ポスト回収日と小包配達を1日おきに減らす実証実験を行っていた。
スウェーデンでは、ユニバーサル郵便サービスの維持に高いコストがかかっている。しかし、ポストノルドはこれまで十分な財政支援を受けておらず、収入も急速に減少している。政府の郵便財政調査委員会が提案した財政支援策も、十分に実行されていない状況。このような状況下で、郵便事業の持続可能性を確保するためには、合理化とコスト削減が不可欠となっている。