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2024.05

  • インドネシア
  • 事業者のM&A・国際展開
スターリンクが国内通信市場に参入
2024年7月、マスク氏とインドネシアの保健大臣、通信情報大臣が出席してバリで式典を行い、スターリンク社が国内通信事業を開始した。保健大臣の参加は、スターリンクの回線が、地域保健センターのインターネット接続に利用されるためである。この日は、バリの2か所とマルク州の1か所が接続された。

スターリンクの回線は、遠隔地域のインターネット接続に大きな力を発揮することになる。たとえば、地域保健センターは約1万か所にあるが、そのうち700は未接続で、2,700は十分な接続速度が確保できていないとされている。また、6月から10月に稼働開始する新首都での接続を提供する予定になっている。

スターリンクは、5月9日に子会社PT Starlink Service Indonesiaが事業免許を受けており、免許にはV-SAT、ISPサービスの提供が含まれている。スターリンクは国内最大事業者のTelkomと協働して遠隔地の整備を行うとしており、また、当初は遠隔地の通信を中心に事業展開する予定としている。しかし、有力な通信事業者の参入が行われたことになり、各事業者は競争への対応を始めている。5月中旬には移動体通信事業者XL アシアタ(加入数第3位)とSmartfren(加入数第4位)が、合併に向けた協議を行っていることを公式に発表した。