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2024.02

  • 中国
  • 次世代ICT
Pony.ai、各種自動運転許可を立て続けに取得
自動運転を手掛けるスタートアップのPony.aiは2024年1月、北京市ハイレベル自動運転モデル区における高速道路走行の試験資格を獲得した上で、天津市交通委員会、天津市工業・情報化局、天津市公安局の三つの政府部門から、省を跨ぐ自動運転大型トラックの実証許可を取得した。同様の許可を取得した企業は同社が初めてとなる。
 
Pony.aiは中国外運(シノトランス)と協力し、北京-天津-塘沽高速道路の北京区間と天津区間で自動運転による高速貨物輸送サービスを提供。北京-天津間往復の高速幹線物流貨物網を開設することで、華北地区でL4(レベル4)自動運転大型トラックの物流実証ベンチマークを樹立する。
 
Pony.aiは2023年9月、北京で自動運転大型トラックの実証運行を開始しており、中国外運と協力して貨物輸送サービスを提供している。2024年1月には北京で初めて、かつ、唯一の自動運転大型トラック商業運行が認可された。同社の自動運転トラックの試験走行距離は延べ400万kmに達している。
 
他方、Pony.ai第6世代自動運転ソリューションを搭載した広汽トヨタ・サーナ・ロボタクシー(GAC Toyota Sana Robotaxi)モデル車が広州市南沙区から商業運行許可を取得し、Pony.ai独自のプラットフォームである「PonyPilot+」と「Ruqi Mobility」経由で配車サービスを開始した。
 
GAC Toyota Sana Robotaxiモデル車は、Pony.aiとトヨタが共同開発した車種で、これまでのRobotaxiと比べてより広々とした快適な乗り心地を実現している。
 
乗客は、後部のコントロールパネルを使って空調や照明を調整でき、緊急時には、コントロールパネルと車内備え付けのSOSボタンでカスタマー・サービスセンターに連絡することもできる。同車種は南沙区803km全域で8時から22時30分まで運行している。