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韓国の移動通信市場は約20年間、SKテレコム、KT、LG U＋の3社体制であったが、2024年1月に実施された5G用途28GHz帯オークションで新規参入事業者が決定した。韓国ではこれまでにも7回にわたり、第4のモバイルキャリアを新規参入させるための試みが行われてきたが、毎回応募者があるものの財務状況に問題ありとされて審査を通らなかった経緯がある。
 
今回は、MNO 3社が放棄した28GHzを利用して新規参入1社をオークションで選ぶことになった。新規参入候補3社の競争の結果、MVNOのStage Xが落札した。28GHz帯800MHz幅のオークションは最低価格742億ウォンからスタートしたが落札価格は4,301億ウォンに跳ね上がり、この落札価格は2018年のMNO 3社対象オークションの落札価格の倍である。
 
Stage Xは2025年の全国サービス開始を計画している。また、3.5GHz帯ネットワークを同社に貸し出すMNOには28GHz帯を貸す構想も明らかにしている。サービス開始から3年以内に加入者300万を確保し、グローバルキャリアとの協力や投資誘致を目標に掲げる。政府は新規参入事業者定着に向けてあらゆるインセンティブを提供する方針であるが、Stage Xの事業がまずスムーズに開始されるのか、今後の推移に注目したい。