詳細ページ

イタリアの旧国営総合通信事業者テレコム・イタリア取締役会は、米投資ファンドKKRによる同グループの固定網買収オファーの条件に合意した。買収対象は光ファイバ卸売部門を含む固定網資産全体で、買収時期は2024年夏、支払総額は220億EUR程度とされた。海底ケーブル子会社Sparkleについては、地上インフラとは別に12月5日までに買収条件が示されるという。

なお、グループの最大株主である仏メディア・コングロマリットVivendiはこの計画に対して、事前に同社の意向を尋ねなかったのは株主の権利をないがしろにするものであるとして、政府筋など他の株主とともに今回の取締役決定に反対すると訴えている。