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ベトナムにおいても、情報通信サービスの不正な利用を通じた犯罪や迷惑行為が増大し、社会問題となっている。そのため、2023年10月下旬から、音声通話の際に発信者の登録名や発信通信事業者名が表示可能となった。

たとえば、情報通信省からの通話は、情報通信省のベトナム語表記「BỘ THÔNG TIN VÀ TRUYỀN THÔNG」をもとに登録された「BO TTTT」が表示される。また、発信者の利用している通信事業者名も表示可能とした。

電話番号表示だけでは、誰からの通話か判明しないし、虚偽の番号を表示させるアプリも出現している。また、番号では確認も煩雑になる。電気通信法改正の動きとも絡んで、消費者保護強化の観点から、今回の施策は迅速に実行された。