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2023.08

  • ドイツ
  • スマート社会
ドイツにおけるeモビリティの動き
経済気候保護省(BMWK)は、6月29日、「eモビリティ2025」の研究助成として、ヨーロッパ横断の長距離および大型輸送のための電動車開発プロジェクトに8千万EUR(約126億円)を交付することを決定した1

このショーケースプロジェクトでは、大きく分けて2つの開発計画があり、「EU貨物発電所」計画では、メーカー間の標準の開発と実際の実装、電動トラックの固定充電インフラ構築、「運転中の充電」計画では、トラック用のバッテリー交換システムのメーカーに依存しない標準の開発と試験運用を行う。これらの計画を通じて、異なるメーカーのコンポーネントとシステムが「プラグアンドプレイ」でユーザー目線から可能な限り便利に連携できることを目標とする。

インターネットのルーティングシステムである「Border Gateway Protocol(BGP)」のセキュリティを脅かす脆弱性等について調査する照会通知(NOI)を検討しており、採択された場合、まずパブリックコメントを募集することになる。

また、8月23日、フラウンホーファー研究所は9月5日から3日間ミュンヘンで開催される「IAAサミット」で、「明日のモビリティ」をキーに、傘下の8研究ユニットにより未来のモビリティに関するノウハウやコンセプト、ソリューションを紹介すると報道発表した2

同研究所機構長のホルガー・ハンゼルカ教授によると、新しいモビリティ・コンセプトからインテリジェント交通システム、コネクテッド・ビークル、オートメーションまで、フラウンホーファー研究機構の研究者たちは、その優れた研究と先駆的な技術開発によって、持続可能な未来のためのモビリティ・ソリューションを積極的に形成している。

今回は、スケーラブルなドローンコンセプト、ヒアリングカー、車内でのバイタルサインを非接触測定する高精度のモジュール式AIアルゴリズム、過酷な条件下でも正確な画像を撮影するカメラ、明るく広角のホログラフィック投影、小型3Dカメラ、車両一体型太陽光発電、振動音響メタマテリアルの8ユニットの展示が予定されている。

https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/2023/06/20230629-fue-foerderaufruf-des-bmwk.html
https://www.fraunhofer.de/de/presse/presseinformationen/2023/august-2023/innovative-ideen-fuer-die-mobilitaet-der-zukunft.html