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2023年8月10日に情報通信省傘下の無線周波数管理庁は、700MHz帯のオークションに向けて準備が最終段階に入ったことを発表した。また、2023年5月‐6月に実施された周波数オークションについても、再実施することを検討している。

5月に開始されたオークションでは、2300MHz帯を30MHzずつの3ブロックにして15年の利用権を与える形で実施したが、応札者が現れない事態となった。その理由は、複合的なもので、大きなものとして2億4,500万ドル程度に設定された最低入札価格、実施帯域、複数落札できないといった条件の設定等が考えられる。また、情報通信省ではなく、司法省系の政府資産オークションセンターが実施した。

新規に計画されているオークションは、わが国で言うプラチナバンドでの実施となるため、需要は見込めるが、最低価格の値付けによっては事業者の反応が鈍い可能性がある。5月の際にも、主要移動体事業者3社が応札するものと考えられていた。