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2023.06

  • イギリス
  • スマート社会
政府の新たな地理空間戦略
政府は6月14日、新たに「英国地理空間戦略2030」を発表した。AI、衛星画像、リアルタイムデータ等の技術を活用して位置情報によるイノベーションを促進し、不動産、交通、公共事業等の分野を中心に経済成長を促進する。

主なポイントは以下のとおり。

*2030年までに位置情報データと技術を英国全土に拡大、経済を活性化し消費者を支援
*地球観測技術パイロット事業と土地利用分析タスクフォースにより、交通計画や危機対応を革新
*2024年に国際地理空間分野の世界トップクラス科学者を採用

地理空間アプリケーションとサービスは、世界中の数十億人が利用するオンライン地図から、オンラインショッピングの配送スピードアップまで、日常生活において重要な役割を担っている。また、その変革により、国の交通インフラ計画から、パンデミックのような緊急事態への対応まで、公共部門のサービスを変革することができる。

同戦略で設定されたミッションは以下の三つ。

1)地理空間イノベーションを加速させるために実現可能な技術を導入
2)地理空間アプリケーションと利用者インサイトを経済全体でより多く活用
3)将来の地理空間エコシステムに対する信頼性の向上

同戦略は、National Underground Asset Register(NUAR、政府主導の地下のパイプやケーブルの位置と状態に関するデータ共有プラットフォーム)の展開、電気自動車の充電ポイントの展開支援、公共部門における契約の更新と近代化等の取組みとともに進められる。