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ベトナムポストは、デジタルアドレス・プラットフォームの構築で、英国のスタートアップ企業what3wordsと提携すると発表した。

what3wordsは、世界中を3メートル四方のマスに分割し、それぞれのマス目を3つの単語で表現する新しい住所システムを開発。what3wordsの住所システムを使えば、複雑に入り組んだ裏路地や住所がない地域でも、正確に配達場所を指定することができる。

ベトナムの都市の大部分は、小さな通りや狭い路地で構成されており、名前すらない路地もある。実際に、ハノイやホーチミン市では住民の85％以上がこのような地域に住んでいる。

ベトナムポストのレ・クオック・アイン（Le Quoc Anh）副社長執行役員は「what3wordsとの提携により、当社のデジタルアドレス・プラットフォームがアップグレードされ、それによって当社の顧客に新しい体験を提供できることを期待している」と述べた。

加えて、ベトナム政府は、2025年国家郵便発展戦略の一環として、Eコマースとデジタル経済の発展を後押しすべく2025年までに全世帯にデジタルアドレスを付与することを計画しており、ベトナムポストはこの提携を通じて、デジタル住所プラットフォーム構築の実現に貢献することができるとしている。