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米国と台湾の「科学技術協力対話（STC-D）」の第1回会合が5月22日、台湾・台北で開催された。同会合は、2020年12月締結の「科学技術協力協定（STA）」の下で実現したハイテク分野での協力に向けた対話枠組み。

今回は米国代表団（国務省、米国標準技術研究所、全米科学財団、国立衛生研究所/国立がん研究所、米国海洋大気庁）と台湾代表団（科学技術委員会、経済部、衛生福利部、交通部、外交部、中央研究院）で、半導体研究、バイオテクノロジー、がん研究、環境モデリング、多様性と包含等、多岐にわたるテーマについて意見交換を行った。また、これに関連して、AI、半導体と情報セキュリティ、スマート医療、脳科学、がん、大気環境に関するセミナーも開催する予定である。

米国はインド太平洋地域における中国の影響力拡大に対する懸念から、台湾との緊密な関係維持を図り、経済、インフラ、金融、科学技術等の分野で新たなパートナーシップを構築している。