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2023.03

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中国鉄塔、「一体両翼」戦略による事業転換を加速
2022年の中国鉄塔は、リソースの共有に基づき、通信業界向けの通信事業者事業を「一体」(一つのコア)とし、社会に向けたスマート接続事業とエネルギー事業を「両翼」(二つの翼)とする「一体両翼」戦略を深化させた。

同社の2022年度の営業収入は前年比6.5%増の921億7,000万元である。EBITDAは628億4,400万元でEBITDA倍率は68.2%である。純利益は前年比19.9%増の87億8,700万元で、純利益率は9.5%である。営業活動による純キャッシュフローは651億3,400万元、資本支出は262億700万元、フリーキャッシュフローは389億2,700万元となった。

通信事業者事業では、年間収入は前年比3.5%増の830億3,100万元である。そのうち、タワー類事業収入は前年比1.8%増の772億400万元である。2022年12月31日現在、タワー類のサイト数は205万5,000か所で、通信事業者タワー類テナントは336万2,000に達している。2022年に構築した5G基地局数は74万5,000に達し、うち96%以上が既存リソースの共有により実現した。屋内分散型アンテナシステムの収入は、前年比34.3%増の58億2,700万元に達成した。2022年12月31日現在、ビル類のカバー面積は、前年比48.1%増の累計73億9,000万平方メートルに達し、高速鉄道のトンネルと地下鉄の総延長距離は、前年比18.5%増の20,040.2キロメートルに達した。

両翼事業では、年間収入は、前年比2.6ポイント上昇の89億400万元である。うち、スマート接続事業収入は、前年比40.5%増の57億400万元である。エネルギー事業収入は、同54.5%増の32億元である。

今後について、同社は5Gといった新型インフラ建設、デジタル経済発展、低炭素転換による発展のチャンスを活かし、「通信タワー」を「デジタルタワー」へ、「通信マシンルーム」を「データマシンルーム」へのアップグレードを実施し、研究開発の加速及び顧客のカスタマイズの強化による更なる成長を図るとしている。