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2023.01

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QualcommとIridium、衛星-スマホ間の双方向メッセージング機能をAndroid端末でも利用可能に
2022年1月5日、Qualcommは、ラスベガスで開催された国際家電見本市CES 2023で、高価格帯のAndroidスマートフォンに直接、端末-衛星間で双方向メッセージング機能をもたらす世界初となる衛星ベースのソリューション「Snapdragon Satellite」を発表した。

この発表に先立ち、Qualcommは、全世界で移動衛星サービス(Mobile Satellite Service:MSS)を提供する衛星事業者Iridiumと提携。

同サービスでは、極地を含む地球全体をカバーするIridiumの低地球軌道(LEO)衛星コンステレーションを利用し、アップリンク/ダウンリンクにはIridiumが免許を持つLバンドを使って、まずは緊急時にSMSテキストで双方向メッセージを送受信する。

この新機能はまず、Qualcommの「Snapdragon 8 Gen 2」モバイルプラットフォームをベースとする、Snapdragon 5Gモデム-RFシステムを搭載する端末で利用可能になる。

「Snapdragon Satellite」に対応する最初のAndroid端末は、北米と欧州で2023年下半期の発売が予定されている。

Snapdragon Satelliteの緊急メッセージングサービスは、GPS機器メーカーのGarminからの協力も得られる見込み。

Garminは、既にIridiumのネットワークを利用する衛星経由の緊急対応サービス「Garmin Response」を世界中の利用者向けに提供している。

Snapdragon Satelliteは、将来的には、スマートフォンだけでなく、ラップトップやタブレット、車両、IoTといった端末もサポートすることも計画しており、 対応する衛星インフラの準備が整い次第、5G非地上系ネットワーク(5G Non-Terrestrial Networks:NTN)もサポートする計画。