[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2023.01

  • ドイツ
  • 電波関連
5G周波数オークションの免許条件の順守状況の確認作業を開始
連邦ネットワーク庁(BnetzA)は、移動体通信事業者4社から提出された報告書を精査している。これについて、BNetzA長官クラウス・ミュラーは、「我々は報告書を精査中である。報告されたサービスが実際に利用可能か確認すべく実地測定を行う。条件に満たない場合は制裁を科す予定。」と発言している。
 
各社から提出された報告書によると、既存3事業者は、少なくとも100 Mbpsで世帯カバー率98%を達成し、1,000局の5G基地局設置義務もほぼ達成している。
 
ただし、交通経路、特にトンネル等でネットワークが途切れている個所もある。事業者の見解では、円滑な使用許可の仕組みや第三者による調整が必要な場合や、環境保全や住民の反対等の理由により基地局設置が困難な場所もあるため、一部の場所において、期限通りの基地局開設が出来ていない。なお、新規事業者の1&1は、2022年12月に5G運用を開始したが、1,000局の5G基地局設置は期限までに実現できなかった。
 
2019年に実施されたオークションでは、BnetzAは、移動体通信事業者が2022年末までに全国の世帯の98%、主要な高速道路、および主要な鉄道において100 Mbpsでのアクセスを供給する条件を課した。なお、全ての高速道路においては遅延10 ミリ秒以下の条件求められる。また、インフラについては1,000の5G基地局と500のホワイトスポットへの基地局新設が求められている。なお、1&1には個別の要件が適用されている。