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2022.12

  • イギリス
  • 電波関連
Ofcom、無人航空機システムのオペレーター無線免許を導入
通信庁(Ofcom)は2022年12月16日、ドローンに搭載する無線機器の使用を許可する「無人航空機システム(Unmanned Aircraft Systems:UAS)オペレーター無線免許」を新たに導入することを決定した。これによりドローンの目視外飛行が可能となる。当該免許は、オペレーターが選択する機器や民間航空局(CCA)が搭載を要求する機器を許可し、免許条件に従って周波数利用を許可するものである。ドローン運用者は、英国の航空規制当局であるCAAが定めるUASの運用に関する航空安全要件及びその他規制を引き続き遵守する必要がある。UASオペレーター無線免許の概要は以下のとおり。

・企業又は個人が英国及び領海内で運用する全てのドローンを対象とするが、国際飛行には適用されない。
・年間免許料は75ポンドとする。
・ビーコンや安全装置など、今後のドローン運用に必要と思われる様々な無線機器を許可する。機器のリストは常に見直され、協議の上、技術や包括的な航空安全の枠組みの変化を反映して更新される予定である。
・衛星及びモバイル技術の使用を許可する一方、ネットワークオペレーターの合意を必要とする。2.6GHz帯での送信は許可されない。

  UASオペレーター無線免許が対象とするシステム及び周波数帯(注2)  
(注1)
https://www.ofcom.org.uk/consultations-and-statements/category-1/spectrum-for-unmanned-aircraft-systems
(注2)
https://www.ofcom.org.uk/__data/assets/pdf_file/0031/249664/drone-statement.pdf