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2022年12月、総選挙の結果を受けて組閣が行われ、アンワル新首相は通信デジタル大臣にFahmi Fadzil氏を指名した。同時に通信マルチメディア省(Ministry of Communications and Multimedia)は、通信デジタル省(Ministry of Communications and Digital)に改称された。

通信デジタル省では、以前の所管のうち芸術と文化に関する事項については、担当しない方針が示されている。Fahmi大臣は、直前は所属政党のコミュニケーションを担当しており、メディアとの関係を構築しているようである。

通信政策について、5G網の整備運営政府特別事業体Digital Nasional Berhad（DNB）は、10月末時点で2,715基の基地局を整備し、人口の36％をカバーしているが、首相が効率性や事業の透明性について疑問を呈しており、通信デジタル相と財務省に検討を指示したようである。

DNBについては、政権ごとにスタンスが異なっており、また、有力MNO 4社のうち、Maxis (マキシス) は、利用契約をまだ締結していない。