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2022.11

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中国聯通、900MHz帯5G網を構築へ
工業・情報化部(MIIT)は2022年11月、中国聯通に対して、同社のこれまで2Gで利用していた900MHz帯(904-915/949-960MHz)の5Gへの転用を承認したと明らかにした。
 
MIITは、中国における公衆移動体通信用周波数資源の供給を重要視しており、5G周波数の供給側管理を継続的に強化している。5G用周波数として、これまで792MHz幅を割り当て、中・低周波数帯域の5G周波数資源の認可総量は世界トップの水準にあり、5Gの容量とカバレッジの需要を効果的に保障している。
 
5Gの展開が同一および隣接周波数帯の既存の衛星サービスの正常な運用に影響を与えないように、MIITは各関係者を統括して組織し、影響を受ける約1万3,000近くの衛星地球局やその他の無線局(ステーション)の干渉に対する調整または技術改良を完了し、中国での5Gの大規模かつ円滑な展開を強力に支援した。
 
MIITが今回中国聯通に対し、5Gサービスにおける900MHz帯の使用を承認したことは、中国における低周波数帯域5G産業空間をさらに開拓し、低周波数帯域5Gネットワークのカバレッジを拡大することで、農村および辺境地域の人々がさらに質の高い5Gサービスを享受することに資するものである。
 
一方の中国聯通は、900MHz帯の新規利用が認可されたことを受け、2022年内に約200億元を投資し、17万基地局を新設し、農村及び僻地のネットワークカバレッジを向上させる計画を公表した。計画では、人口密度の低い郷・鎮、農村地域における900MHz帯を利用した5G網による広範囲のカバー目標を実現するのに対して、都市部では、900MHz帯の利用によるカバー水準の拡張を図り、ユーザ体験の改善につなげていくとしている。