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2022.09

  • イギリス
  • クラウド、ビッグデータ、電子政府
Ofcom、クラウド、メッセンジャー及びスマートデバイスの市場調査を開始
英国通信庁(Ofcom) は2022年9月22日、150億ポンド規模にのぼる英国クラウドサービス市場におけるAmazon、Microsoft及びGoogleの位置付けを調査するため、市場調査を開始すると発表した(注1)。これはデジタル通信市場が英国の個人や企業にとって有効に機能していることを確認するための新たな作業プログラムの一環として実施されるもので、競争に関する懸念が確認された場合には、さらなる措置を講じる可能性がある。また、オンラインと従来のネットワークの融合が進む中、Ofcomは、WhatsApp、Zoom、スマートスピーカーなどのデジタルサービスについても調査を開始する予定である。
 
クラウド・コンピューティングは巨大かつ急成長している市場で、遠隔地のサーバーを利用してソフトウェア、ストレージ、コンピューティング・パワーなどのサービスを提供している。個人または企業であるユーザーは、これらのサービスを利用しているが、それらを直接管理することはない。クラウドは、通信事業者だけでなく、テレビ、ラジオ、オーディオの視聴者にも製品を提供する上で不可欠な存在となっている。
 
Ofcomは今後数週間以内に「2002年企業法」に基づいて、英国のクラウド部門に関する市場調査を開始する。”ハイパースケーラー”として知られるクラウドサービスの最大手企業は、Amazon Web Services (AWS)、Microsoft、Googleの3社で、これら3社で英国のパブリッククラウド・インフラストラクチャ・サービス市場の売上の約81%を占めている。
 
(注1)
https://www.ofcom.org.uk/news-centre/2022/ofcom-to-probe-cloud,-messenger-and-smart-device-markets