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2022.09

  • インド
  • スマート社会
インド固有識別番号庁(UIDAI)、個人識別番号(アドハー)のオフライン認証促進
インドの個人識別番号(アドハー(Aadhaar))の普及率は、2022年9月現在、インドの成人でほぼ100%、全人口の中では約94%となっており、1日に7億回以上の認証が行われている。
 
アドハーを管轄するインド固有識別番号庁(UIDAI)は、フィンテックのイベントで、一層の利用拡大に向け新しい概念実証を披露した。三つの機能(①オフラインKYC認証、②ローカル顔認証、③mAadhaar)を活用したもので、利用の簡便性とプライバシーの尊重を原則とする。
 
具体的な特徴は以下のとおり。
 
*UIDAIのバックエンドへの接続無しでオフラインのKYC情報を共有、スマートフォンのmAadhaarアプリによる本人認証。個人番号を共有する必要無しにプライバシーを確保
 
*自発的に選択したKYCフィールドのみをサービス・プロバイダやビジネスアプリケーションと安全に共有
 
*二要素認証によるオフラインKYCの利用で一度に複数のサービスの利用が可能
 
UIDAIは、アドハーの利用方法の簡素化、プライバシー尊重、自発的情報共有により、より多くの取引やサービスを普及拡大させ、住民のエンパワーメントを図る考えである。今後、一般市民や専門家を含む利害関係者との協議を経て社会実装に移る考えである。