[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2022.09

  • インド
  • 郵便・物流
インド・ポスト、今年中に郵便局1万局を増設
通信省の組織である郵務局の傘下にあるインド・ポストは、今年中に郵便局1万局を増設する許可を取得した。アマン・シャルマ郵務局長官は、「政府は、テクノロジーを使って郵便局を近代化するため、5,200億ルピーを郵務局に割り当てた」と述べた。今会計年度に開設される1万局が加わると、インド・ポストの郵便局の合計数は約170万局となる。
 
インド・ポストは、郵便配達のほか、郵便局では、「少額貯蓄制度」での預金の受け入れや、生命保険の提供を行っている。賃金支払いや老齢年金の支払い、アドハー(国民識別番号制度)、パスポートといった行政サービスの代行も提供している。また、代金回収や用紙類の販売などの小売サービス業務のほか、ガンガジャル(ガンジス川の聖水)の販売も行っているという。
 
先進諸国では、郵便局数の削減が推進されている現在において、インドは世界最大の郵便局ネットワークを保有しているが、現在でも郵便局設置の需要は高い。一般的な郵便局の設置が難しい地域では、フランチャイズ制とPanchayat Sanchar Sewa Yojana (PSSY)スキーム(※)によって、基本的な窓口施設を提供している。
 
(※)Panchayat Sanchar Sewa Yojana (PSSY)スキーム:1995年に一部州でパイロットプロジェクトとして開始された通信サービス審査計画スキーム。インドの第9次5か年計画(1997-2002)からは「郵便ネットワークの拡大」計画に包含された。Panchayat Sanchar Sewa Kendras(PSSK ※Panchayat Sanchar Sewaセンター)と呼ばれる窓口を設置する。