[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2022.08

  • EU
  • スマート社会
EU理事会と欧州議会、欧州「デジタルディケイド」プログラムで合意
EU理事会と欧州議会は7月14日、2030年までのデジタル化政策プログラム「Path to the Digital Decade」、通称デジタルディケイド・プログラムについて政治的合意に達した。それに対し、欧州委員会は歓迎の意を表明している。

欧州委員会は昨年3月、今後10年間のデジタル分野において、EUの主権を確立し、人間中心で持続可能なデジタル未来を目指す取り組みの指針となる「デジタル・コンパス2030」を発表した。

今回承認されたデジタルディケイド・プログラムは、同指針におけるデジタル変革(DX)実現のための具体的計画となる。同プログラムは、デジタルスキル、安全かつ持続可能なデジタル・インフラ、産業DX、公共サービスのデジタル化などの分野において具体的な目標を設定。また、EUレベルでの目標達成のため、加盟各国と欧州委員会の協力体制に基づいた新たなガバナンス形態を導入している。

具体的には、デジタル経済社会指標(DESI)に基づいた各目標に対する進捗状況を評価や、欧州委員会による年次報告書の提出、多国間プロジェクトの実施などの両者間の年次協力メカニズムが提案されている。

同政策プログラムは今後、EU理事会及び欧州議会による正式な承認が必要となるが、EU理事会は可能な限り早急に承認する意向を表明している。