[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2022.08

  • フランス
  • 郵便・物流
ラ・ポスト、2023年1月からの郵便新商品ラインナップ
ラ・ポストは、顧客ニーズの変化、書状数の減少、営業費用の増加を受けて、郵便商品を大幅に刷新すると発表した。今回の郵便商品の変更は、ラ・ポスト・グループのCO2排出量を削減し、ユニバーサルサービスの長期的な実行可能性を確保するようにも設計されている。

現在、ラ・ポストの標準的な郵便サービスの中には、翌日配達の「プライオリティメール(赤色切手書状)」と翌々日配達(D+2)の「レトル・ヴェルト(緑色切手書状)」があるが、ラ・ポストでは、利用頻度の低い「プライオリティメール(赤色切手書状)」に代えて、翌日配達の「eレトル・ルージュ(赤色e書状)」とすることを発表した。これは、前日の午後8時までに「laposte.fr」サイトから送信された「eレトル・ルージュ(赤色e書状)」なら、中身の機密性を保ちながら宛先の近くで印刷し、翌日、赤い切手のデザインが施された封筒で配達するハイブリッド書状。顧客は郵便の履歴を参照したり、書状テンプレートを使って手続きを行ったりすることができる。また、デジタルリテラシーを持たない顧客のために、ラ・ポストは、郵便局から送信することもできるようにする。料金は、封筒と用紙の費用を含めて1.49ユーロ(現在の「プライオリティメール(赤色切手書状)」は1.43ユーロ)。

一方、今まで翌々日配達(D+2)だった「レトル・ヴェルト(緑色切手書状)」は、料金は1.16ユーロのままで、3日後配達(D+3)となる。

さらに、ラ・ポストでは新しく「ターコイズ・サービス・プラス・レトル(青色書状サービス・プラス)」を発売する。これは、翌々日(D+2)に配達されるもので、この商品には、スマートデータ技術による追跡通知の受信、発送者の郵便受箱からの書状の発送、送達日数超過時の定額補償などのサービスが追加費用なしで含まれる。また、顧客の郵便受箱から発送するサービスも利用できる。書類や小型の物品を送ることができ、料金は重量(最大2 kg)によって異なるが、最低料金は2.95ユーロとなる。

なお、書状利用が減少している反面、個人によるコリッシモ(小包)の発送は増加しているという現在の状況において、コリッシモの最低重量区分(250g未満)の料金は、インフレと燃料価格の急激な上昇にもかかわらず、4年連続で4.95ユーロに据え置かれる。