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2022.07

  • マレーシア
  • スマート社会
デジタル経済進展のためにマレーシア・デジタル政策を開始
2022年7月4日、デジタル経済の加速化を図るために、イスマイル・サブリ・ヤーコブ首相が国家戦略的なイニシャティブとして、マレーシア・デジタル政策を開始すると発表した。この政策は、マレーシア・デジタル・エコノミー・コーポレーション(Malaysia Digital Economy Cooperation: MDEC)を通じて、通信マルチメディア省が実施する。また、マレーシア・デジタル調整委員会(Malaysia Digital Coordination Committee: MD-CC)がこの政策を統括する。

この政策では、グローバルなデジタル経済においてマレーシアが主導的な役割を果たせるよう、企業や人材、投資を呼び込み促進することを主眼としている。そのための3つの柱が、意欲的な若い起業家、企業、国民のデジタル包摂を進めること、国内テック企業のサポート、高付加価値なデジタル投資を誘引することとしている。

さしあたり、マレーシアをデジタル・ノマドのハブとするために観光や専門家の可動性を高進させるようDE Rantauと、標準化と規制を調和させて国内外の交易を盛んにするためのデジタル貿易に取り組むことが発表されている。

マレーシア・デジタルは、1996年に開始されたマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)政策を継承する。そのため、規制面等での優遇を与えられるMSCステイタスを保有している企業は、マレーシア・デジタル・ステイタスを保有することとなる。