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2022.07

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移動体通信の業界団体GSMAによれば、低中所得国在住の女性によるモバイル・インターネット利用の増加率が停滞
移動体通信の業界団体GSMAは6月15日、報告書「The Mobile Gender Gap Report 2022」を公表、特に、低中所得国在住の女性によるモバイル・インターネット利用の増加率が停滞していることに言及した。報告書の主な内容は以下のとおり。

*低中所得国における女性のモバイル・インターネット利用者は、2020年に前年から1億1,000万増加したが、2021年には5,900万の増加にとどまった。

*低中所得国全体で、モバイル・インターネット利用率の性別格差は、2017年の25%から2020年に15%に改善されたが、2021年には16%と反転し、女性利用者数は男性利用者数よりも2億6,400万人少ない。

*上記の傾向は、南アジア地域で顕著で、2017年の格差67%が、2020年に36%に是正されたものの、2021年には41%に再び拡大した。

GSMAは、2016年より女性のデジタルインクルーションを推進する「Connected Women」プログラムを実施しているが、COVID-19を契機に、医療情報の入手や収入機会の確保等を目的に、女性によるモバイル・インターネット利用の重要性が増していると指摘。今後も、性別格差是正に関するプロジェクトへの参加を、各国の政府機関・通信事業者に働きかけるとしている。