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2022.06

  • アメリカ
  • 郵便・物流
ウェイモとウーバー・フレイト、自動運転トラックで戦略提携
米グーグル親会社アルファベットの自動運転トラック部門であるウェイモ・ビアと配車大手ウーバー・テクノロジーズの貨物部門、ウーバー・フレイトは、6月7日、長期的な戦略提携を結んだと発表した。これにより、将来の顧客がより効率的に自動運転トラックを展開できるようになる。
 
ウェイモの顧客は、将来的にウーバー・フレイトを使って、自動運転と人間が運転するトラックの輸送をより効率良く計画することが可能になる。ウーバー・フレイトのソフトウェアは、トラック輸送業者と荷主を結ぶ仲介役として機能し、輸送コストと空車での走行距離を削減する。
 
ウーバーは昨年7月にはトラック輸送管理システム開発のトランスプレイスを22億5,000万ドルで買収。トラック輸送市場への進出を強めている。自動運転トラック分野では数々の企業提携が生まれているが、今回のウェイモ・ビアとウーバー・フレイトの提携はその最新のものになる。
 
ウェイモやトゥシンプル、オーロラ・イノベーションなどはいずれも今後数年の内に、自動運転トラック輸送サービスを物流会社や大手小売業者に販売したい考え。これらのビジネスモデルでは、顧客が自動運転トラックを購入・所有し、テクノロジー企業にマイルあたりの使用料を支払うことになる。
 
ウーバーは2020年末に自社の自動運転部門をウェイモの競合相手であるオーロラに売却し、同社株の43%近くを取得した。オーロラは昨年12月、ウーバー・フレイトとの提携を発表している。ウェイモは、同社初の完全無人運転トラックの運用を「今後数年以内」にダラスとヒューストンを結ぶテキサス州I-45で開始することを計画している。