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2022.03

  • 韓国
  • 次世代ICT
ロボット事業を強化する通信キャリア
5G/6G時代の有望サービスとコロナ禍でのサービス非対面化のニーズを受け、韓国の大手メーカー、ICT業界がロボット事業を相次いで中核事業に組み入れている。今回はロボット事業強化を図る通信キャリア3社の取り組みを紹介する。

総合通信キャリア最大手KTはAI活用のホテルロボットや飲食店サービングロボット導入で、サービス分野のロボット事業に力を入れる。このほかにも、高齢者向けのコミュニケーションロボット、自律走行防疫ロボット、郵便配送サービス等にサービスを拡大中。国内外でのロボット事業連携も拡大中であり、幅広く戦略提携をする現代重工グループの系列社である現代ロボティクスに出資し5Gスマート工場対応ロボットを共同開発している。また、韓国科学技術研究院と組んで、AIロボットプラットフォームを通じた社会問題解決事業も進める。2022年に入ってからは、ロボット産業振興院と協力して国内初の先端ロボット5G実証環境構築にも乗り出している。

モバイルキャリア最大手SKテレコムも、サービングロボットや自律走行防疫ロボットの商用化、5G MEC環境での自律走行ロボット開発等AI活用ロボット事業を急拡大している。特に、竜仁セブランス病院と協力して2021年4月に世界初の5Gとリアルタイム位置追跡システム活用の複合型防疫ロボットソリューションを商用化している。

総合通信キャリアLG U+は前述の2社同様に自律走行ロボットを開発しラインナップを広げている。5G環境での物流ロボットや大気環境監視ロボットの実装も進めている。さらに、廃棄物運搬、殺菌・消毒をするUV殺菌ロボット、宣伝ができるサイネージロボット等も導入の予定。