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2022.03

  • 中国
  • スマート社会
全国民のデジタル素養と技能向上を図り、ネット強国、デジタル中国、スマート社会を構築へ
共産党中央サイバーセキュリティ・情報化委員会(CAC)は2021年11月、「全国民のデジタル素養と技能を高める綱要」を公表した。デジタル素養と技能とは、人々がデジタル社会における活動や生活に必要とするデジタル情報の取得・制作・利用・評価・シェアリング・安全保障・倫理道徳など一連の素質と能力の集合を指す。

同綱要では、2025年までの目標として、全国民のデジタル化適応力、適任力及び創造力が著しく向上し、全国民のデジタル素養と技能が先進国レベルに達することが挙げられた。またデジタル素養と技能向上の環境が著しく改善され、開放的で共有でき、良質なデジタル資源の供給能力を概ね形成する。全国民が生涯にわたりデジタル学習ができ、高齢者や障害者らのデジタル技能が着実に向上する一方、ハイエンドのデジタル人材の増加も実現する。

更に2035年には、デジタル人材強国を概ね築き上げ、全国民のデジタル素養と技能などの能力がより高いレベルに到達し、デジタルイノベーションが活発になり、ネット強国、デジタル中国、スマート社会の構築を強力に下支える。

上記綱要に従い、2022年3月にCAC、教育部、工業・情報化部及び人的資源社会保障部が共同で「2022年における全国民のデジタル素養と技能を向上させる作業要点」を公布した。目標では、2022年末までに、全国民のデジタル素養と技能を向上させ、デジタル資源の供給がより豊かになり、全国民の生涯に渡ってのデジタル学習体制が概ね構築され、労働者のデジタル活動能力の向上が加速し、人々のデジタルライフ・レベルが絶えず向上し、デジタルイノベーションが活発的になり、デジタルセキュリティが強化され、全国民のデジタル素養と技能発展環境が絶えず最適化されることが挙げられている。また、作業要点は8大項目の29の重点取組みを示した。

8大項目として、良質なデジタル資源の供給を増やすこと、高品質のデジタルライフを作ること、労働者のデジタル労働能力を向上させること、全国民のデジタル生涯学習を促進すること、デジタルイノベーションの創業能力を高めること、サイバーセキュリティの強化を図ること、デジタル社会文明の構築を強化すること、組織の指導と全体的な推進を強化することが挙げられている。