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2022.02

  • インドネシア
  • スマート社会
セキュリティ面での課題改善が急がれるが、デジタル・リテラシーは向上
通信情報省は、民間機関(1)との共同調査によって、2020年から2021年の1年間でデジタル・リテラシーについて、数値的には若干の上昇がみられたと発表した。

調査ではリテラシーを五段階に分けて評価もしており、それにおいて自国を三段階目から四段階目を目指す位置にいると位置付けている。項目を少し細かく見た場合には、スキルや文化面での向上がみられ、セキュリティ面で課題が多いとしている。

インドネシアでも、コロナ禍で仕事や学校、購買についてデジタル化が進んでいる一方、データの流出や詐欺行為なども進行している。また、ネット上での間違った情報の拡散や、意図的な誘導情報の流布に対する問題も深刻化している。

対策として、国会でも個人情報保護法案等、デジタル・セキュリティ関連法案が審議されているが、必要の緊急性が取りざたされている割に進行が緩慢だ、と各メディアは報道している。政府は、今年中には、個人情報保護法案を成立させたいとしている。

(1) Katadata Insight Center